ニュース

2017年11月01日
働く場に求められる役割は時代とともに常に変化しており、最近はオフィスだけでなく自宅やカフェ、コワーキングスペースなど場所に縛られず柔軟に働くことが増えています。一方で、セキュリティや作業特性などの理由からオフィスで働かなければならない人も多くいます。オフィスでも環境と働き方を工夫することで、一人ひとりが生き生きと柔軟に働くことが可能です。そんな『はたらく』を少し進化させるオフィスについて紹介します。
執筆:山田雄介氏(株式会社岡村製作所オフィス研究所主任研究員)
2017年10月01日
Apple WatchやFitbitなどウェアラブルと呼ばれる電子デバイスが普及しつつあります。こうしたデバイスは、時計やスマートフォンの通知を表示するだけではなく、さまざまなセンサを内蔵しており、歩数や心拍数といった生体情報もセンシング可能になっています。機種によっては、皮膚温度や皮膚電位、容積脈波なども計測可能になっており、このようなセンサを活用して、従業員の健康や職場のパフォーマンスを改善しようという動きが世界中で広がっています。本コラムでは、特に職場環境での活用について、現在の動向と今後の展望について紹介したいと思います。
執筆:荒川豊氏(奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 准教授)
2017年09月11日
良い睡眠がとれた翌朝は目覚めが良く、はつらつとして仕事に身が入る経験をした方もいると思いますが、逆に仕事が忙しく、睡眠をおろそかにする習慣を身につけてしまった方も多くいるかと思います。寝不足が原因で思わぬミスをしたり、重要な会議で眠ってしまったりなどの失敗を経験すると、自分の睡眠を見直そうと決意しますが、いざ「良い睡眠」をとろうと思っても、一度ついてしまった悪い習慣を簡単に改善することはなかなかできません。本コラムでは、睡眠が健康に与える科学的知見について紹介するとともに、「幸福感」や「時間管理」の観点から睡眠を見直すことのヒントを提示したいと思います。
執筆:中田光紀氏(産業医科大学産業保健学部 産業・地域看護学教授)
2017年09月05日
7月21日(金)、健康いきいき職場づくりフォーラム定例セミナーが開催されました。今回のテーマは、「2年目のストレスチェック制度」です。
セミナーでは前半に東京大学大学院の川上教授より2年目のストレスチェック実施における必要な工夫・改善点および本制度を「健康いきいき職場づくり」に活かす方法について説明いただきました。後半はストレスチェックを通じていきいきとした職場づくりを実践されているマツダ株式会社・ニチバン株式会社の担当者様に登壇いただき、質疑応答を交えながら実例を紹介いただきました。
当日は70名を超す方々にご来場いただきました。ストレスチェック制度に関する多くの質問や意見が飛び交い、制度への関心および問題意識の高さを伺えたとともに、数々の課題が見えてきました。多数のご来場を賜り誠にありがとうございました。
2017年09月05日
7月31日~8月1日にかけて神奈川県葉山町にあるIPC生産性国際交流センターでActiveWorkPlace研究会を開催いたしました。今回は日常を離れ、第5期参加者のほか、第4期、さらに第3期の有志を加えた形でそれぞれの取り組みや抱える課題について意見交換を行いました。終始和やかな雰囲気のなか、グループワークや懇親会を通じて参加者同士のコミュニケーションが活発に行われ、新たな発見や参加者間の繋がりが生まれている様子でした。
2017年08月04日
去る7月6日、第5期となるActive Work Place研究会がスタートいたしました。5年目となった本研究会ですが、昨今の働き方改革や健康経営の流れを受け、参加企業様の活動内容も活発になってきています。ネガティブメンタルヘルスの対応から一歩進んで、根本解決のためにポジティブメンタルヘルスをという方向性を出されている企業がほとんどでいらっしゃいました。今期のメンバーの特徴として大手製造業が多いことも関係しているかもしれません。

今期はプログラムもリニューアルし、全8回を約1年かけて一緒に学んで参りたいと思います。1年後、メンバーの皆さんがどのような活動を考えられ、実践されていくのか、今からとても楽しみです。
2017年08月01日
この数年、企業の方々と一緒に「オフィス学」プロジェクトを進める中で、「クリエイティブなオフィスとはどのようなものか」というお題を頂く機会が増えてきました。そこで、本コラムでは、心理学や経営学分野でのクリエイティビティ研究を牽引する大御所的存在である、ハーバード・ビジネス・スクールのAmabile教授らの研究を紹介したいと思います。この1月には近著(Amabile & Kramer, 2011)が邦訳されるなど、日本でも認知度が急上昇中です。この本では、「やりがいのある仕事が進捗することで、職場での良い感情・認識・モチベーションを生み出し、クリエイティビティにつながる」ということが提唱されています。
執筆:稲水伸行氏(東京大学大学院経済学研究科 准教授)
2017年06月23日
2017年5月22日に、第2回目となる「職場訪問会」を開催いたしました。今回は、オフィス用家具、設備などの製造販売をされる株式会社イトーキ様にお伺いいたしました。会場は、イトーキ様が運営される「イトーキ東京イノベーションセンターSYNQA(シンカ)」です。当日は、健康いきいき職場づくりフォーラム協賛・組織会員より30名近くの方々が参加されました。イトーキ Ud&Eco(ユーデコ)ソリューション開発部様のご協力の下、未来型のオフィスを垣間見たり、またメンバー同士が共通テーマについて考えたりする時間となりました。

「職場訪問会」の目的は以下2点です。

1.社員の活力やパフォーマンス向上のための取り組みを先進的に実施している企業(職場)に訪問し、その取り組みの方針や具体策、成果などを学ぶ。
2.健康いきいき職場づくりを推進する組織同士による交流を深め、実践における問題解決や新しいアイディア等を検討するきっかけとする。

当日の流れは以下の通りです。

○イトーキ様プレゼンテーション
 ソリューション開発本部 ソリューション開発統括部 Ud&Ecoソリューション開発部
 部長 八木佳子様

○イトーキ様オフィス見学

○ワールドカフェ形式でのメンバー交流

○懇親会(近隣のレストランにて、有志のみ参加)
2017年06月23日
当日のA~Fグループの模造紙をご覧いただけます。
会員ログインの後、ご確認ください。
2017年06月22日
去る5月29日、健康いきいき職場づくりフォーラム主催の「経営者シンポジウム」が都内で開催されました。テーマを「社員の心身の健康増進を経営戦略の中にどのように位置づけるか?」とした本シンポジウムには、定員の100名を上回る方々のご来場をいただきました。当日ご来場の皆様、大変ありがとうございました。

冒頭、フォーラムの代表研究者である、東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野 教授の川上憲人氏より、基調講演として「健康いきいき職場づくりとは何か?」と題してお話しをいただきました。続く経営者講演では、伊藤忠商事株式会社の代表取締役 専務執行役員 CAO 小林文彦氏より、「働き方改革への挑戦」と題し、同社が進める働き方改革の経緯と具体的内容、取り組みを成功させる秘訣について、貴重な情報提供をいただきました。

後半のパネルディスカッションは、学習院大学経済学部経営学科 教授の守島基博氏の進行の下、「社員の心身の健康を経営戦略へ」をテーマに行われました。パネリストには、大日本印刷株式会社 専務取締役 神田徳次氏、東京急行電鉄株式会社 執行役員 村井淳氏を迎え、先進企業として進める改革のさらに具体的な内容についてお話しいただきました。
2017年06月01日
職場において、ポジティブな出来事や心地よい出来事に目を向け、良い事象を拾い上げることは、仕事を行う上での自分の心や身体の状態を良好に保つため、パフォーマンス向上に繋がります。日常的に私達は、無意識的に良い事象に目を向けたり、逆に悪いことに目を向けたりしています。これを、無意識ではなく意識的かつ選択的に良いことを選択することを「ポジティブ・チョイス」といいます。本稿では、このポジティブ・チョイスの実践やその効果を紹介していきたいと思います。
執筆:田山淳氏(長崎大学大学院教育学研究科教職実践専攻 准教授)
2017年05月15日
4月19日(水)、健康いきいき職場づくりフォーラム定例セミナーが開催されました。
今回のテーマは「メンタルヘルスと採用学」です。関連していそうで、意外に結びつけて考えることのないテーマでしたが、考えるほどに奥深い内容でした。
セミナーでは前半に採用の専門家である横浜国立大学の服部准教授より「採用から見る組織への適応」についてご講義をいただきました。後半ではメンタルヘルスの専門家として、筑波大学の松崎教授より「職場のメンタルヘルスと採用時の視点」についてお話しいただき、最後に参加者間での意見交換と登壇者への質疑応答を行いました。
2017年05月15日
4月19日開催の定例セミナー「メンタルヘルスと採用学」質疑応答内容と当日配布資料をアップしております。
2017年05月01日
仕事を「天職」として捉えることによって、多くの恩恵が得られることが分かっています。しかし意外なことに、自分の仕事を意義深く、社会的にも大切な役割だと強く感じるほど、仕事で困難に直面した際に、より大きな健康被害を被る傾向性があることが最近の研究で分かってきました。本コラムでは、天職に潜む意外な落とし穴について紹介していきたいと思います。
執筆:大野正勝氏(南カリフォルニア大学・経済社会研究センター(CESR)博士研究員)
2017年04月17日
去る2月17日、Active Work Place研究会第6回を、ご参加企業の1社である、布目電機株式会社様(本社・名古屋)にて開催しました。第5回の計画発表会を経て、この第6回は、その進捗や推進に当たっての悩み相談といったフォローアップの場として開催しておりますが、第1期より、「参加企業へ訪問して開催しよう!」という企画が恒例となって参りました。今回は名古屋へ全員で出張です。
布目電機様では、社長以下、役員の方々にもご参加いただき、工場案内、QC活動のプレゼンテーションなどをしていただきました。当日は、東京大学の島津准教授もご参加いただき、参加各社からの進捗発表などもあり、充実の1日となりました。
2017年03月08日
2017年2月9日に、第1回目となる職場訪問会を、SCSK株式会社様にて開催させていただきました。当日は、健康いきいき職場づくりフォーラム協賛・組織会員より30名近くの方々が参加されました。SCSK人事グループの皆様のご協力の下、大変学びの深い、また活性化された場となりました。

職場訪問会の目的は以下2点です。

1.社員の活力やパフォーマンス向上のための取り組みを先進的に実施している企業(職場)に訪問し、その取り組みの方針や具体策、成果などを学ぶ。
2.健康いきいき職場づくりを推進する組織同士による交流を深め、実践における問題解決や新しいアイディア等を検討するきっかけとする。

今回は1.について、SCSK様より教えていただき、2.について、参加メンバーの対話の時間で交流をいただくことができました。

当日の流れは以下の通りです。

○SCSK様プレゼンテーション
「働きやすい、やりがいのある会社を目指して」
 人事グループ ライフサポート推進室長 山口功様

○SCSK様本社オフィス見学

○ワールドカフェ形式でのメンバー交流

○全員での名刺交換会

○懇親会(近隣のレストランにて、有志のみ参加)
2017年03月08日
当日のA~Gグループの模造紙をご覧いただけます。
会員ログインの後、ご確認ください。
2017年03月08日
2月22日開催の定例セミナー「経営戦略的視点から見た健康いきいき職場づくり」質疑応答内容と当日配布資料をアップしております。
2017年03月08日
去る2月22日、健康いきいき職場づくりフォーラム定例セミナー「経営戦略的視点から見た健康いきいき職場づくり」を開催致しました。

今回は、東京理科大学 大学院 イノベーション研究科 教授の佐々木圭吾先生をお招きし、社員がいきいき働くことを目指す会社の戦略とはどういうものかについて教えていただきました。また、実際に経営戦略として健康経営(健康いきいき職場づくりを含む)を推進する株式会社フジクラ(東京・木場)健康経営推進室副室長の浅野健一郎氏にご登壇いただき、同社の考える健康経営の狙いと具体策について伺いました。

今回の定例セミナーより、会の後半に参加者もグループになって話し合いをいただいた上で質疑応答を行う流れと致しました。その結果、同じ目的でご参加になった方々の交流という場が生まれ、より活気のある参加型のセミナーとなりました。
2017年03月01日
過去のコラムでは、ワーク・エンゲイジメント (仕事から活力を得てイキイキと働く状態) について国内外の研究を紹介したり、実務的な提言を行ってまいりました。 ワーク・エンゲイジメントが注目に値するのは、従業員本人の職業生活をより豊かにするだけでなく、組織の収益率や顧客のサービス満足度を高めるといった、組織にとってポジティブな側面があるからでしょう (e.g., Barrick et al., 2015; Xanthopoulou, et al., 2009)。 しかし過度のエンゲイジメントは人を疲労させます。 特に、十分な回復が出来ない状態との組み合わせが慢性的に続くと、自律神経の機能不全 (McEwen, 1998)、さらには心臓疾患のリスクを高める可能性もあります (Kivimaki et al., 2006; Sluiter et al., 2001)。 また、エンゲイジする従業員ほど仕事が増え、長期的には蓄積する疲労がエンゲイジメントの低下を招くという可哀そうな状況も起こりえます (Sonnentag et al., 2010)。

従業員にエンゲイジしてもらうことは大切ですが、いかに仕事の疲労から回復し、精力的に働き続けることが出来るのかという知見を提供することも、本フォーラムの重要な課題だと考えます。したがって今回のコラムでは、エンゲイジメントとやや対照的な、“疲労感と回復”に焦点を当てます。 

執筆:櫻井研司氏(日本大学 経済学部 准教授)
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