「健康いきいき職場づくり」においては、「職場の資源向上」を目指すため、職場にいるメンバーひとり一人の資源をいかに高めるかという視点が重要となります。そして、「経営として取り組む」ということにあるように、特定の誰かではなく、職場メンバー全員で、しかも「ポジティブな」観点に注目しながら取り組むことが要請されます。そして、そのための方法論の一つである社員参画型ワークショップを、今回は参加者の皆様に体験してもらいました。

今回のワークショップは、当フォーラムでご提供している「健康いきいき職場ワークショップ」の方法論に沿って行われました。具体的には、一定時間の中で、

１）「健康いきいき職場づくり」についての学習、
２）職場メンバー全員で自職場の環境について話し合う、
３）具体的に高めたい資源と、そのための行動計画をまとめる、
４）管理職が実施するアクションプランを決定・具体的な行動計画へ、

という流れをたどります。

本来のワークショップでは、職場のメンバー（及び管理者）が対象となりますが、今回セッションでは、サンプル職場の事例について、１）～４）のプロセスを体験してもらいました。そして、サンプル職場の目指すべき姿、そのための行動計画などについて、参加者の言葉で表現してもらいました。

次回第6回はいよいよ最終回、「実践事例から学ぶ～事例を活かし、企画書をまとめる～」と題して、研究会ＯＢの実践談、参加者による行動計画策定を予定しております。

※なお、このワークショップは、実施を希望する職場に当フォーラムからファシリテーター（司会進行役）を派遣する方式と、組織内のファシリテーターを養成するプログラムをご提供する方式があります。12月に施行された改正労働安全衛生法の実施マニュアルでも言及のある参画型の取り組みですが、これを機に導入を検討される方はフォーラムまでお問い合わせください。
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