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2015年01月06日

Active Work Place研究会第5回開催しました!

11月17日に、Active Work Place研究会第5回を開催しました。今回は、ご参加のメンバーが、今後組織的にどのように健康いきいき職場づくりの活動を展開して行くかを示す、「行動計画」を立案し、それを発表いただく会でした。活動展開の素地となる社内の制度や文化も違う各社が、どのように取り組んで行かれるのかを話し合う、貴重な機会となりました。

会の進行は、所定のフォーマットに記載いただいた「行動計画」を各社よりご発表いただき、川上先生、島津先生より質問やコメント、そしてメンバーからも質問やコメントを受ける形でした。1組織1時間弱程度の時間を使い、様々な視点からの意見交換がなされました。 

行動計画のフォーマットには、長期目標と短期目標を掲げることになっています。長期目標として各社から挙げられた内容には、社長方針と連動して社員の元気と職場の活力を目指すもの、社員が自律的に活動を推進することを目指すもの、従来のメンタルヘルス対策(ストレス対策)から一歩進んで、メンタルヘルス対策を活力向上や生産性向上に結び付けようとするものなど、積極的な内容が含まれていました。 

そして、メンバーの半数の組織が、全社展開を目指していく方針、もう半数が、組織の一部分的に成功事例を積み重ねていく方針を立てられました。前者の、全社展開を目指していく方針を立てた組織の方も、段階としてはいくつかの職場での実践事例を横展開し、同様の職場を増やしていく(他職場が見本にしていく)という計画でした。やはり、健康いきいき職場づくりとは、現場自らが自律的に良い方向へ変わっていくことを積み重ねていく活動であることがわかります。そして、そうした職場の「自律的変化」の「常態化」を目指す活動と言えるでしょう。

メンバーより出された計画に対して、川上先生、島津先生からのコメントとしては、現在の会社や職場が置かれた状況(目標とすることや、すでにある活動、文化・風土など)と健康いきいき職場づくりの活動計画がどのようにリンクするのか、マッチしているのか、という視点が多くありました。健康いきいき職場づくりとは、それ単体で目的や意味を成すものではなく、組織の方針や戦略への組み込みが成功の要因になります。これらの視点をしっかり見定めて計画を立てることが重要になってきます。 

参加メンバーの組織では、すでに計画の推進段階に入られているところもありました。本研究会は、11年間という会期のため、今後は中間報告会、最終報告会(その時点での)と進め、来年6月に終了となりますが、活動自体は2年、3年、5年と継続してこそ「自律的変化の常態化」が進むものと思います。会期に関わらず、ご参加いただいたメンバーの組織の活動を都度フォローさせていただきたいと思っています。また、こうした先進的活動から生まれる好事例を、フォーラム会員の皆さんと共有して参りたいと思います。

次回は223日(月)、参加メンバーの1組織にお伺いしての、「中間報告会」の開催となります。

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