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2015年12月17日

第5期組織ソリューション研究会第4回開催しました!

去る12月7日に、「組織ソリューション研究会」第4回が開催されました。本研究会は、これまで4期にわたり開催されてきましたが、今回は内容をリニューアルしました。具体的には、「健康いきいき職場づくり推進人財養成」を目指し、全6回で「いきいき」を職場で推進するにあたり身につけておきたいスキルをご案内していきます。
第4回である今回は、「社員を巻き込む~セルフケア研修におけるポジティブアプローチ~」がテーマです。今回も、①講師によるテーマの概論紹介、②講師・コーディネーターによる解説、③参加者間のディスカッションという本研究会の流れで進められました。

今回テーマである「セルフケア研修」ですが、今回参加組織がそうであるように、多かれ少なかれ、何かしらの形で実施をされているというのが実情です。その一方で、効果はどうか、参加者が増えない、プログラムに手詰まりがあるなど、問題があるとも言われております。では、セルフケア研修というのもを、より積極的に活用し、「90%の健康な方々にもワクワクしてもらう」ためには、どういう方策があるのか?この点について、ゲストコメンテーターである東京大学大学院の島津明人准教授よりご案内をいただくとともに、体験ワークも含めて、「セルフケア研修におけるポジティブアプローチ」を考えていきました。


島津氏によると、近年の産業保健分野では、世界的に、職場や個人のポジティブな側面や、その充実のための働きかけがより注目を浴びているといいます。そして、その一つの例が「ワーク・エンゲイジメント」です。今回は、ワーク・エンゲイジメントの測定体験や、身体の健康との相関についても紹介いただきました。それとともに、これからのセルフケアの方向として、「仕事に関連したスキル」「キャリア」「ジョブ・クラフティング」「仕事外の要因」への注目が求められている、とのことでした。

その一例として、「ジョブ・クラフティング」(匠の技)の発見、仕事外要因である休暇、リカバリー、仕事との距離感の確保(気晴らし)、ワーク・ライフ・バランスの充実などについて、個人・グループでの体験ワークなどを通じ、様々なアプローチでのセルフケア手法についての学びを深めました。例えば、「自分自身の仕事への工夫」についての書き出しや余暇時間の使い方の棚卸し、趣味・気晴らしのマッピングなど、着手しやすく、しかもポジティブな視点を得られる研修の一例を学ぶことができました。

次回第5回は年明け2016120日に、「参画を得る~健康いきいき職場ワークショップ~」と題して行われます。

 

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