事例・研究トピックス

2020年01月06日

【会員限定・研究者ブログ】健康増進と生産性向上の両立:職場の強みに注目したアプローチ

労働者の健康増進活動を職域で展開するには,ヘルスセクターとノン・ヘルスセクターとの緊密な連携が重要です。健康増進と生産性向上の双方につながる取り組みは,両者の連携を促進するうえで有効な手段となります。
しかし,どのような取り組みが労働生産性を向上させ,かつ健康管理にも効果を上げるのかについての科学的検証は不十分であり,労働生産性の観点からの健康経営に対する研究の必要性が指摘されていました。
このような背景を受け,厚生労働省の科学研究として「労働生産性の向上や職場の活性化に資する対象集団別の効果的な健康管理及び健康増進手法の開発に関する研究」(平成28-30年度)に関する研究課題が公募され,筆者らが申請した「労働生産性の向上に寄与する健康増進手法の開発に関する研究」(主任:島津明人:https://hp3.jp/project/php)が採択されました。 
今回のコラムでは,研究班の成果物の1つである職場の強み(組織資源)を伸ばすことでワーク・エンゲイジメントを高め,職場活性化(健康増進と生産性向上の両立)につなげるための従業員参加型ワークショップのマニュアル「職場環境へのポジティブアプローチ」について,その内容を紹介したいと思います。
執筆:島津明人氏(慶應義塾大学総合政策学部 教授)
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