Case Examples【健康いきいき職場づくり実践事例④】富士フイルムビジネスイノベーション労働組合

同労組の取り組みについて
富士フイルムビジネスイノベーション労働組合(旧 富士ゼロックス労働組合、以下FB労組)は、社名変更前の富士ゼロックス株式会社単組の時代からの活動をベースとしつつ、従来組合組織化されていなかった旧販売会社等も含めた新たな活動の在り方を模索していたところにコロナ禍も重なったため、取り組みの方法論を再構築することになりました。健康いきいき職場づくりフォーラムへの参画を通じて得られた知見も活用しつつ、ポジティブな側面に意識的にフォーカスするアプローチや、労使での対話、組合員の自発性の喚起等、心理的安全性をベースに、「職場をよくするサイクル」へ様々な形で取り組んでいます。ここでは、Active Work Place研究会への参加経験も活かして取り組みの推進を担われた野田様にインタビューし、元々組合活動の文化がなかった仲間を多く迎えた当初、いかにして活動の熱量を高め、ボトムアップでの職場づくりという富士ゼロックス労働組合時代から続く良き文化を伝播してきたのか。同労組の取り組み事例をもとに、特徴や現在地、今後の方向性について語っていただきました。

お話を伺ったのは・・・

富士フイルムビジネスイノベーション労働組合 書記長:野田 明宏様

1:取り組みの経緯~組織再編とコロナ禍からのスタート~
2021年4月、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(以下FB)への社名変更と併せて、FB直販営業部門と31の販売会社・オフィスサプライ販売の関連会社が統合して一つになり富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社(以下FBジャパン)を設立しました。このことが、組合活動にとって非常に大きな転機となりました。組織再編に伴い、労組が従来組合組織化されていなかった旧販売会社もFB労組内に取り込むことで、FB労組に当時の組合員数(約5,000人)より大きい規模の新たな仲間が加わり、組合員数は約11,000人となりました。2021年9月からは「FB支部」と「FBジャパン支部」の2支部体制での活動がはじまり、このうち主にFBジャパン支部において、組合活動に馴染みのない仲間とともに新たな組合活動を始めました。
折しもコロナ禍の真っ只中であり、従来のように顔を合わせて活動することができず、全ての取り組みをオンラインで始めなければなりませんでした。初めて会う、組合とは何かを知らない仲間と、オンラインだけで関係を構築し、活動を進めていくという、非常に困難な状況からのスタートでした。