皆さんは、怒りにとらわれて我を忘れてしまったことはありませんでしょうか。
あるいはそのほかの感情に左右されて、適切な行動がとれない経験をされた方も多いのではないかと思います。例えば、感情にとらわれて後で後悔するような選択をしてしまったり、感情に飲み込まれて乗り越えられないようなこともあったかもしれません。ある出来事が起き、それによって感情に影響が及びますが、感情的になりやすい状況では、そのような出来事と心理的な距離を取ること(心理的距離置き)が望ましいといえます。本稿では心理的距離についてみていきたいと思います。
執筆:原 雄二郎氏(株式会社Ds’sメンタルヘルス・ラボ)
続きを読むためには、会員ログインしてください。