働きながら病気と向き合う人が増える現代において、「治療と仕事の両立」は個人だけでなく、企業や社会全体にとって重要な課題となっています。なかでも、がんは“休職や離職を前提とする病”から“働きながら付き合う病”へと、その捉え方が大きく変わりつつあります。こうした時代の変化を受けて、厚生労働省による「治療と仕事の両立支援」に関する研究の成果として生まれたのが「治療サポ」(https://www.chiryou-sapo.com/)です。本稿では、特に産業保健職が不在の職場における活用可能性に注目し、その特徴と活用のポイントを紹介します。
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